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おろし大根の講習会

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スパーマーケットの乳製品コーナーにナチュラルチーズが納品されるようになると、チーズの勉強会があちこちで開かれた。バイヤーと各店の担当者が集まるがほとんど男性ばかりだ。

売場には「舶来チーズ」とか「輸入チーズ」とポップに表記されプロセスチーズより高級品であるようなイメージがあった。バイヤークラスになると、アメリカのスーパー視察をした優秀な人がいる。プロセスチーズに埋め尽くされた店、ヨーロッパから輸入しているナチュラルチーズが1kgほどのブロックで大量に陳列されている高級スーパーの写真を見せていただいた。スーパーのシステムを勉強しに行ってきた彼らは、なぜチーズがアメリカの人々にとって大切な食品であるかを理解してこない。ましてや担当者は、昨日までは魚屋さん、肉屋さん、八百屋さんだった人たちだ。チーズトーストやピッツァが家庭の食卓にのるお客様もいるのだが、販売している人のほとんどはチーズをまだ食べてはいない。


ナチュラルチーズの説明よりもチーズの試食会が楽しみだ。トマトケチャップを食パンに塗って、玉ねぎのスライス、ピーマン、ソーセージの薄切りを載せて、デンマークやオランダのチーズを薄くスライスして乗せる。オーブントースターで4分で出来上がるピザ風トーストはおおいに受けた。家庭向けに販売を始めたシュレッドでも同じようにして作り試食する。ピザ風トーストの美味しさに感動しても、チーズの違いを知ってもらうには至らない。「溶けて、伸びれば、みな同じ」だった。


orosidaikon_4723.jpg皆さんが家に帰り、一杯やる時、自分でできる簡単な酒の肴を教えましょう。大根おろしを作りなさい、小鉢にシュレッドチーズを一つまみ入れておく、大根おろしをお好みの量加えなさい、削り節を少し載せてハイ出来上がり、小鉢の大根おろしにおしょう油をかけたて召し上がれ。目のまえで作った大根おろしとチーズを紙皿のせて配りたべていただいた。大根おろしとおしょう油なら誰でも食べられた。チーズが混ざっていてもおしょう油のうまみに慣れているのですんなりと受け入れられる。「チーズとビタミンC、胃壁を守るチーズ、お酒の肴にぴったりです」。でチーズの勉強会は終了だ。以来、おろし大根はいまだに続いている。
orosidaikon_4685.jpgアグリナシェンテ農場自慢の野菜は、ダイコンだ。

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