
1977年3月23日(火) 諏訪角商店主催 デンマークチーズセミナー 長野国際会館 3F 千歳の間
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森 信義氏からのメッセージ
18年5ヶ月の市場開発の軌跡とこぼれ話
私は今、この回想文を、大阪行"ひかり"の車中で書き始めた。漸く晩秋の色を濃くし始めた車窓の景色が、後方に流れて行くのを見ているうちに、何時しか過ぎ去った日々に起きた数々の思い出が絵となって浮かび上がって来た。
私はこの年末に18年余にわたる市場開発の仕事を終えて、デンマーク農産物委員会を去る。今回の旅は、永年、私の仕事に協力を願った関西及び北陸の関係者の皆さんへのお礼の旅である。そして常によき協力者として長野を中心として、広くナチュラル・チーズの市場開拓に努力している諏訪角商店への訪問をこの旅の終着駅とすることにした。
期待大きいナチュラル・チーズの今後
この様に、ナチュラル・チーズの市場作りは、ナチュラル・チーズに関する管理・販売に関する売手側の知識と、上手な利用方法・食べ物のノウハウを、如何にして効果的な方法で行うか、一種の創造の仕事でもあると思う、勿論失敗もあれば成功もある。試行錯誤を繰り返し、辛抱強く、繰り返し実施して行くより、他に良い方法はない。ナチュラル・チーズの市場も、漸く、定着の兆しが見えてきた。マーケティングの本番はこれからである。チーズの普及・販売に励む皆さんのご検討を祈りたい。
車窓の右手にそびえていた妙高の冬姿も漸く後方に去り、列車は妙高高原から善光寺平へと下って行く。あと20~30分で長野に着く。"牛に牽かれて善光寺参り"の昔話は亡き母からよく聞かされたが、今は"乳製品に導かれて善光寺通い"などと言ったらシャレにならぬか、一寸おそまつ・・・
終
森 信義
森 信義氏の「18年5ヶ月の市場開発の軌跡とこぼれ話」の全文は、PDFでお読みいただけます。
ilMercato_11.pdf




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