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ヴェネツィアのカーニヴァーレとバールのはしご

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イタリアを始めヨーロッパを旅する人が多くなってきている。旅先で、1ユーローから1.5ユーローで気軽に立ち寄れるバールで、カプチーノ、カフェを飲んできたお客様のお話を聞くことがますます増えてきた。 

  2002年2月、ドージェで使っている珈琲豆のメーカー、ヴェネツィアの「カフェ・デル・ドージェ」尋ねた頃、豆の焙煎はリアルト橋のすぐそば、繁盛店で有名な「トラットリア マドンナ」の裏にあった。現在は、パドバに焙煎工場を移転し、ヴェネツィアの店は、ドージェ直営のバールとなりカフェを飲みにくる大勢の観光客で賑わっている。「トラットリア マドンナ」で日本人の若い女性に度々会ったので聞くと、今イギリスに留学に来ている、ヴェネツィアに遊びにやってきたのでここに食事に来た。「トラットリア マドンナ」は、イギリスでヴェネツィアガイドブックに紹介されているとお聞きした。

居町55番地の「ダル・ドージェ」のお客様のなかにも、ヴェネツィアの「カフェ・デル・ドージェ」に行ってきましたと、嬉しそうに話してくれたお客様が、すでに5人もいる。

ヴェネツィアに着いて、大運河に向かうバス(船)に乗り運河に架かる橋をいくつも通り抜けると立派な橋「リアルト橋停留所」に着く。降りて右手に行くとサンマルコ広場に向かう。幅3メートルばかりの小路のあちらこちらに小さなバールが軒を連ねる。カウンターの上の棚には、カフェ・デル・ドージェの鮮やかな珈琲豆の袋が飾ってある。お年寄りも、若いカップルも立ってカフェを飲み、パニーニを食べているお客さんもいる、にぎわいの内部を見ながらサンマルコ広場にゆっくりと歩いて行く。

 居町での新規事業である飲食業の建物の完成を目前として、2002年2月の初めに建物設計管理者の竹中さんとイタリアに渡った時のことだ。

2月12日にエスプレッソコーヒー豆の仕入れ交渉で、ヴェネツィアに着いた。街はカーニヴァーレ一色。仮面とマントを羽織った男、きらびやかな衣装に身を包んだ女、顔にペイントしてはしゃぎ回る若い男女と子供たちとすれ違う。カメラを首にぶら下げ右、左にカメラを向け、シャッターを押しながら、サンマルコ広場に向かった。カーニヴァーレの日にヴェネツィアに来れた偶然に興奮していた。燃え上がる身体に、時折カプチーノを口にし、またしばらくして、カフェを飲んで写真を撮り続けた。夜になるとストロボをたくので、どこに居るのかおよそ見当が付いたと竹中氏に言われた。巡り合わせに感謝を込めて、遅くまでバールの梯子をしながらカーニヴァーレの長い夜を楽しんだ。

 

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