昭和52年2月26日出発 チェスコ主催「第一回チーズのふるさとを訪ねて」チーズの研修旅行に諏訪征子、宮下陽子を派遣する。
「青カビチーズ」のカビから、チーズトーストやピッツァで召し上がるマリボー、サムソー、ゴーダ等の半硬質系のチーズのカビのクレームに移ってきた。「チーズにカビが生えた・・」と怒り狂う人、「カビが生えたが食べれますか」とプロセスチーズではほとんど経験がなく、ナチュラルチーズのカビに対しての問わせする人はさまざまだ。
プロセスチーズの原料は、ほとんど90パーセント以上は、海外から調達するナチュラルチーズが原料だ。「プロセスチーズがチーズのすべてだ」のような宣伝をして「本物のチーズ」の啓蒙をしてこなかった、日本の大手乳業メーカーに不満を抱いた。なぜ彼らは、原料をきちんと説明しないのか。プロセスチーズの箱の中身は、北海道や九州の国産の牛乳から作られていると、大半の消費者は、思っていた。現在はどうなのか一人ひとりの消費者に尋ねて見なければならない。もはや、直接消費者にチーズの美味しさを訴えるしかないと、チェスコの松平さんに相談した。故郷の奥様方を集めてのチーズのセミナー開催に、奔走してくれた。再三にわたってデンマの農業理事会の協力とチェスコ株式会社の後押しが得られて、一般消費者とりわけ奥様方を集めてのチーズ・セミナーを開催することができた。講師のお話を聞くデンマークチーズ・セミナーから始まり、チーズ料理を召し上がっていただく「トーク&パーティ」の形式が出来た。
日赤小児科の川勝岳夫先生、信州大学農学部教授の鴇田文三郎先生、前日本医師会会長の花岡堅而先生、お料理の江上栄子先生、女子栄養大学の東畑朝子先生、お料理の山本麗子先生、デンマーク農業理事会日本事務所代表の小野澤鉄彦氏、エッセイストの本間千恵子先生と一流の講師をお招きして、セミナーを開催し大勢のお客様にご参加いただいた。開催にあたっては、いつもチェスコ株式会社、デンマーク農業理事会、長野県牛乳普及協会、チーズ輸入の各商社、日本輸入チーズ普及協会、雪印乳業株式会社のご支援とご協力をいただいた。
皆様に心からお礼を申し上げます。
チーズセミナーの開催は、チーズ販売の歴史だ。お客様と直接お会いする中で、お客様から信頼されること、お客様を裏切らないことを、セミナーの開催で学んだ。昭和63年5月に開催した花岡堅而先生のセミナーのタイトルが「人生80年、おいしく・楽しく・美しく」をテーマにした。この年の7月に本社を市場に移転した。その後、諏訪角商店の企業理念を「おいしく・楽しく・美しく」となった。
それから20年、お客様と直接お会いできる仕事として、念願のチーズショップとイタリア料理の店を併設して、2002年3月23日に旧社屋の居町に開店した。チーズショップとレストランのテーマは、「おいしく・楽しく・美しく」と変わらない。




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