

世界一チーズを食べる国は・・・イタリア?
チーズ作りが盛んな国と言えば・・・フランス?
実は、ギリシャなんです。
古代文化の発達したギリシャではチーズ作りも盛んで、オリンポスの神々への供え物として捧げられるなど、神話にも登場するぐらい古くからチーズ文化が栄えていたようです。ヨーロッパにチーズを広めたのはローマ帝国といわれますが、そのローマ帝国にチーズを伝えたのはギリシャだそうです。チーズの消費量世界一というのもなんとなく納得できますね。

さて、そのギリシャで一番人気のあるチーズがフェタ。消費されるチーズの約50%がフェタなのです。アテネ近郊の羊飼いが作り始めたとされ、その誕生は紀元前だとか。昔からの製法を引き継ぐ歴史の古いチーズで、現存する世界最古のチーズと言われています。きっと、古代ギリシャ人も食べていたのですね。
フェタは、羊の乳が少なくとも70%、山羊の乳は30%までとギリシャでは法律で定められていて、牛乳の使用は厳しく禁じられています。1頭の羊、あるいは山羊は、1日に約1kgの乳を出します。フェタを1kg作るには、4kg~4.5kgの乳が必要です。加温も圧搾もされず、短期間、塩水の中に保存されます。この塩水がミルクの強い風味に塩味を添えます。見た目は木綿豆腐のように真っ白。香りはおだやかで、もろもろとした食感です。淡白な中にも羊乳独特のコクがあり、なんとも素朴な味わい。だからこそ、食べ飽きないのです。それほどクセはありませんが、このコクがなぜかやみつきになるおいしさです。高濃度の塩水につけて作られているので、食べるときは塩抜きをしなければなりません。高い塩分濃度のチーズを作らなければならなかったのは、暑いギシシャで保存性を高めるための知恵なんです。今では真空技術が取り入れられ、冷蔵庫が普及したため、塩分濃度をおさえた穏やかな味わいのフェタが販売されるようになったようです。塩抜きの方法は、水か牛乳にひたし冷蔵庫で一晩おけばOKです。牛乳を使う方が水っぽくならないのでおすすめします。塩抜きした後は日持ちしないので、使う分だけ塩抜きし早めに食べ切って下さいね。
では、フェタにはどのようなおいしい食べ方があるのでしょうか。ギリシャでは、どんな伝統料理にもフェタはなくてはならないものです。サラダはもちろん、オムレツに入れたり衣をつけてフライにしたりと、ギリシャの食卓には欠かせません。お好みの野菜にフェタをほぐしてちらせば、ギリシャ風サラダのできあがりです。角切りにしたフェタにオリーブオイルをかけると、お酒のおつまみにもなります。塩抜きしてないフェタとトマトをスライスし、ライ麦パンでサンドイッチに。フェタにうまみと塩味があるので調味料はなくてOK。フェタのおいしさを存分に楽しめます。お好みでオリーブオイルとコショウをかけても良いですね。また、カレーにトッピングすればまろやかになります。こんなにも使い道は色々あるんです!あなた好みの食べ方を色々とおためし下さいね。

先日行われた「チーズとワインを楽しむ会」のプラトーに、長野市川中島産の桃とフェタが一緒に盛り付けられていました。甘くジューシーな桃と爽やかなフェタとの相性が抜群で、参加された皆様にとても好評でした。お帰りの際、フェタを購入された方がたくさんいらっしゃいました。フェタは普段あまり口にされないと思いますが、お気に入りのチーズのひとつに加えて頂ければ嬉しいです。
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