
ピエモンテの思い出
ドージェシェフ 徳嵩 久志
イタリアでの生活の最初の地がピエモンテ州アスティ県コスティリオーレ村でした。それまでのイタリアのイメージが、観光で行った都会だったので小さな山あいの村で路線バスも1時間に一本あるか無いかの田舎でした。しかし住めば都、小さな村ですが村の人々の優しさや人懐っこさがありあったかい村でした。季節になると名産のポルチーニ茸や白トリュフ、ワインの王様「バローロ」や近隣にはスローフード発祥のブラ村やイタリア統一国家最初の州都トリノなど、山の麓=ピエモンテという名にふさわしい素晴らしい街でした。 日本は24時間オープンのお店など何でもあって便利ですが、それと逆で何にも無いけどとてもいい所でした。皆様もチャンスがあったら是非行ってみて下さい。
白トリュフで有名な町 アルバ
ジョイアシェフ 高山 秀樹
ピエモンテ州アルバは、言わずと知れたイタリアの中でも一番の白トリュフの町として有名です。自分も時期こそあいませんでしたが、アルバ近郊のリストランテで働き、生活したことがあります。アルバの町は本当に小さい町ですが、とても魅力的なところでもあります。町の周りは小高い丘がいくつもあって、6月頃の葡萄畑は色も鮮やかで最高に素晴らしい。トリュフは10月中旬から12月上旬にかけて収穫されます。見た目はごつごつしていますが、香りは本当に豊かで何ともいえません。保管方法のひとつとして、お米と一緒にしたり、卵と一緒にしたりして、その独特な香りを素材に移し調理したりという方法もとられています。今となっては、何とも贅沢なことですが、イタリアでは本当に沢山の白トリュフを扱わせてもらいました。あの香りは本当に素晴らしいとイタリアでつくづく思いましたが、日本では本当に高価なもので特別な時にしか使えそうにありません。少し残念ですが少しでもみなさんに白トリュフの事が伝わればいいなと思います。
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